認知症あるある

高齢の両親のこと

私の父親は、認知症で要介護2に認定されています。
食べたり歩いたり着替えたり、トイレに行ったりも一通り自分で出来るのですが、認知機能はかなり低下してきています。
なので、さっき話したこともすぐに忘れてしまったり、意味がよく理解できなかったり。
耳もほとんど聞こえないので、周りの人がわざと小さな声で囁き合っていて、自分の悪口を言っている、なんて思ったりするみたいです。

認知症の人は、自分の脳の機能が衰えていることをやはりどこかで感じ取っていて、出来ないことを周りに笑われているのではないか、と気にしているように思います。
昔は出来た、でも今はなぜか上手くいかない。
周りの人があれこれ指図する。まるでこちらが子供みたいに。馬鹿にされている気がする。
なんて感じているんだと思います。
けれど周りから見ると心配なことだらけで、つい声をかけたり手伝おうとしたりしたくなるんですよね。

父が週3で通っているデイサービスのケアマネージャーに聞くところによると、父の行動は認知症そのものなんだそう。
家族の中だけで見ていた時は謎でしかなかったことも、そう聞くと少しほっとしました。
知っているのと知らないのでは、周りの心の負担度合も変わってくるもの。
みんなそうなんだ、と思うことで諦めもつく。
なので、(親の老いに関する経験が)まだの方も、すでにご経験済みの方も、今まさに真っ最中という方も、オープンにシェア出来るといいなと思います。

・認知症あるあるその1。 やたらと戸締りしたがる

 昼間から窓やカーテンを閉め切り、下手をすると雨戸まで閉め切って真っ暗にしたがる。
 光や風を取り入れることを嫌がる。
 閉め切った雨戸を開けても、気づくとまた閉まっている。
 何度開けても同じ。終わりなき戦い。

・認知症あるあるその2。 やたらと着込む

  真夏の暑い日でも上着。なんならジャンパー。
 しかもon 長袖シャツなので汗ダラダラ。
  いや、暑くないんかい!と聞いても暑くないと答える。暑さを感知出来ていない模様。

・認知症あるあるその3。 満腹感が薄れる

 食べたばかりでも、視界に食べ物があるとつい食べてしまう。
お腹いっぱいという感覚が薄れているらしい。
それと、食事をとったという記憶も消えてしまうことも関連していると思われる。

・認知症あるあるその4。 時間の感覚がない

 何かに夢中になると、夜もぶっ通しでやってしまう。(例えば私の父で言うと子供用のレゴ
  ブロックです)
  完徹なんてザラ。とにかく限界が来て電池が完全に切れ、目が開けられなくなってから死んだ
  ように寝る。
  これは子供と全く同じですね。
 なので、夜になると父親の視界からレゴブロックを無くすようにしています。

・認知症あるあるその5。 いろんなことが面倒臭くなる

 これは、認知症に限らず年を取ってくると、だと思うのですが、パワーが落ちてきて、
 さらに認知症も絡むと論理的な思考力も落ちてきて、いろんなことが面倒くさくなるよう
 です。
 お風呂に入りたがらないとか。何にも興味を示さなくなる、とか。
 あと、パスワードの管理とか、何かの更新期限を把握しておくとか、そういったことも
 出来なくなります。
 まあ、うちの父親はこのおかげで車の免許更新を放置し期限が切れ、また運転そのものが面倒
 くさくなったようで、自ら運転することをやめました。
 認知症の方が意地になって運転をされると、ちょっと大変ですからね。

と、まあ、他にもいろいろあるのですがこのあたりでしょうか。
1と2は、心理的な問題が大きいようです。
認知症の方は自らの能力が落ちていくことにとても不安を持っており、その不安感から自分を守ろうとする本能が働くそう。
外界から身を守るため、着込んだり戸締りしたりして殻をまとっているわけです。

そう聞くと、無理に脱がせたり光を入れたりするのはかわいそうな気がしてきますね。
衛生的、身体的に害がないよう気を配る必要はありますが、ある程度は好きなようにさせてあげるのが、認知症の方の安心につながるのかもしれません。

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