最近、テレビを見ていて感動したこと。
漁師の男性が52歳からピアノの練習を始めて、フジコ・ヘミングさんで有名な、あの「ラ・カンパネラ」を弾きこなすようになったお話です。
これこれ、この方です↓
佐賀市川副町のノリ漁師、徳永義昭さんは52歳の時、パチンコに行くお金をもらえなくなって暇になったそう。
その時、たまたまテレビで見たフジコ・ヘミングさんの演奏に心打たれ、今までやったことのないピアノの練習を始めたそうです。
今では演奏会にも呼ばれるようになり、何と映画化もされると言うではないですか。
す、す、すごいですね・・・。
徳永さんは現在御年63歳か64歳ほどだと思いますが、始められた時は52歳、忙しい漁の傍ら、毎日10時間くらい練習したそうです。
楽譜も読めなかったため、YouTubeから一音一音拾っては、まねるところからスタートされたとか・・・。
いやはや、頭がさがります。
徳永さんが御覧になったというあのフジコ・ヘミングさんのドキュメント番組、私も当時見ましたよ。
そうそう、同じくものっっっすごく衝撃を受けたことを覚えています。
当時、フジコ・ヘミングさんもピアニストとしての知名度は全くなかったはずです。
若い頃にヨーロッパで活躍されていたそうですが、耳の病気をきっかけに表舞台から遠のいてしまい、長い年月が経ってしまった、と記憶しています。
しかしながら。あのドキュメンタリー番組内で彼女が演奏を始めた時。私は画面にくぎ付けになりました。
同じようにあの番組を見ていた多くの人が、激しく心を揺さぶられたのだと思います。
その時弾いていた曲が、「ラ・カンパネラ」でした。
フジコ・ヘミングさんは、その番組をきっかけに一気に売れっ子ピアニストへと駆け上がっていかれましたが、あのドキュメンタリーが放送された時、彼女はすでに60代だったと記憶しています。
フジコ・ヘミングさんが、徳永義昭さんが、「もう歳だから」という理由で諦めてしまわれなかったおかげで、こうして私たちは素晴らしい演奏を聴けるんだなと思います。
もちろん簡単なことではなかったでしょう。それでも、それだけの苦労を苦労とも思わないでいられるもの、それだけ好きなものを見つけられるって、羨ましいですね。
そして、本人がそれだけ夢中になれることを、「今さら無理だよ」とか「もう歳なんだからやめなよ」とか、周りが言うことのつまらなさ。それを凄く感じます。
そうそう、私の友人のお母さまで、60代からフランスはパリに留学された方がおられます。
そのお母さまは、ずっと服飾関係のお店をされていました。
子供3人を育てあげ、やっと時間に余裕が持てるようになった頃。若い時から憧れだったパリに行ってみようと決めたそうです。
友人の家族は、割とチャレンジングな雰囲気の家庭でしたため大きな反対はなかったようですが、それでも世間的には心配されたでしょう。
それでも、そのお母さまは一人で実行されました。
不安もあったでしょうが、きっとワクワクされながらの出発だったんじゃないかと思います。
友人曰く、お母さまがパリから送ってくる手紙には、「楽しい」と。「若い人たちに交じって、毎日楽しく頑張っています」と書かれていたそうです。
あの時のお母さまの年代に近づいてきた、今日この頃。
うーん、見習いたい。
先輩たちのチャレンジに背中を押される51の夏でございます。